現在、夫婦で世界一周中のボク旅、キミ旅です。旅行記の途中ですが、あまりにも面白い本を見つけたので紹介しちゃいます。
いきなりですが、皆さんは指さし会話帳という本をご存知でしょうか?
(参照:http://www.yubisashi.com/「旅の指さし会話帳」の使い方/)
説明不要なくらい有名過ぎる本ですね。本を指差すだけで外国人と会話が出来る優れものです。
世界一周中も、英語がほぼ通じない中央アジアでは大活躍でしたし、これから旅するスペイン圏でも重宝する事間違いなしです。
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◆英語版・日本語指さし会話帳を発見
先日、ウズベキスタンの女の子に日本語を教える機会があったのですが
彼女が学習用に持っていたのが、英語版日本語指さし会話帳でした。
海外版の会話帳があることに驚いたのですが、コレのおかげでコミュニケーションがスムーズに行えました。
生活・旅行中に必要な言葉のほぼ全て網羅しているし、伝統文化や食べ物、各県別の特産品等が載っていて
日本のことを学ぶには非常に良い本だな〜と感心しました。
◆日本人とは?英語版・指さし会話帳の説明が痛烈!!
さて本題はここから。本をパラパラめくっていると気になるページがありました。
日本人を理解するためのヒント
その中の説明・和訳が面白過ぎましたので、ボクのコメント付きで紹介。
(暮らしの日本語指さし会話帳-4英語版より一部引用・抜粋)
我慢とは
日本的な美徳の一つに「我慢」というものがあるが、これを理解できるガイジンさんは少なかろう。
一体どのようなものか知りたかったら、毎朝納豆を食べて、満員電車で往復3時間かけて通勤し、1日最低でも200回お辞儀をしてみるとよい。
なぜ日本人が「我慢」を美徳とせざるおえなかったか、きっとわかるはずだから。
未だに僕もお辞儀をする癖は抜けません。
つい先日もバケーション中のフランス人に、「日本人はなんでそんなに働くの?理解できないわ。」と言われました。
確かに、、、僕もその質問に返答できませんでした。
頑張るとは
日本人の勤勉さを表す言葉といったら、やはり「頑張る」に尽きる。
「頑張る」という言葉はよく「ベストをつくす」という意味の英語に訳されるが、実際には「頑張りすぎる」とか「必要以上に努力する」といったニュアンスに近い感じだ。
頑張った事に対して満足できるのが日本人なのであり、その行為自体が美徳とされているほどだ。
時に結果ではなく「頑張る」ことが目的となっている時もある気がします。
でも「頑張る日本人」は素敵ですよね。
海外の人は基本仕事中に携帯いじってたりご飯を食べていたり。ユル〜く働いてて全然頑張らないですもん。。
理解しずらいの言葉なのかもしれませんね。
愚痴とは
同情して欲しいがために不満を繰り返し述べる行為を愚痴と呼ぶ。
男性は大抵の場合において酒場に行き、友人や同僚と共に呑みながら愚痴をこぼし合う。女性の場合は場所を選ばずに愚痴をこぼせるが、とりわけ人気の高いのは女子トイレである。
でもあながち間違ってない。日本の居酒屋でよく見かけますもん 笑
キレるとは
我慢に我慢を重ねた日本人がついに限界に達すると起こる現象。「それがキレるだ」
日本人は酒の席での失敗に寛容過ぎるかもしれないが、戦いに疲れた「企業戦士」のストレスのはけ口を与えるためには意味のある事なのだ。
サントリー、キリン、エビスをたっくさん飲んでいるおかげで、私はメッタにキレたりすることはない。
「キレル」を言葉で説明してるのが斬新!笑
頑張る→我慢する→愚痴をこぼす→キレる
やっかいな日本人ですね。笑 ボクも戦士の頃は毎日アサヒのお世話になってました。
普通とは
日本では「出る杭は打たれる」。だからこそ「普通」であるための努力が大切になる。
普通と言われるのがキライなボク。仕事やめて旅行なんてしちゃって、打たれる側の人間かもしれない 笑
茶髪と金髪
流行に敏感な日本人は、髪を染める事で個性やカッコよさを表現しようとしている。日本で見かける金髪や茶髪のほとんどは、わざわざ染めている人達なのである。
しかし、ここまで染めるのが一般的になってくると、逆に個性的でかっこいい黒髪の持ち主に出会うのが貴重になってくる。
ちなみに私は日本人ならではの黒髪のままだが、私がカッコいいかどうかはまた別次元の話である。
外国人に、日本人は黒髪が綺麗なのになんで染めるの?って訊かれた事もあります。「みんな染めるから」って答えました 笑
見栄
大変な思いをしてまで見栄をはる日本人は多い。「沈黙が金」とされる文化であるが故に、言葉よりもみかけが重要になりがちだからだ。
日本人がどれだけ見栄を張っているかは、その人の洋服と車に反映されがちだ。
中には見栄を張るための予算を捻出するべく、食費を切り詰める人もいるほどだ。
「出る杭は打たれる」集団生活からの反動でしょうか?
でもこれって、日本人だけじゃない気がしますね。
海外を歩いてると「偽者シャネルの洋服を堂々と着てる人」結構います、1番ダサい 笑
気配り
手狭なアパートに住んでる人が、電車にギュウギュウ詰めになって通勤してきて、きわめて狭い会社で仕事に精を出す。そうした現実の中を生きる日本人は、気配りを美徳としている。
しかし常に気配りをしようと頑張るあまりに疲れてしまい、本当に気配りが必要な時に自己チューになってしまうのも日本人の現実なのだ。。
お店・レストランでのサービスが外国ではあり得ない事ばかり。
日本製の商品「ウォシュレット」もその代表的なものかもしれませんね。
それを当たり前にできるのが素晴らしいと思う。
本音と建前
初対面の人と話す時、日本人は「安全」な内容の会話のみに終始しがちだ。知り合いになったばかりの人が喜ぶような話しばかりをするのである。
新しい友達から頭の良さとかルックスを褒められても、あまり真に受けないようおすすめしておく。
海外の人はもう少しストレートなのでしょうか?
海外を旅してると、出会って数分で家族の様に会話を始めるので驚きます。日本人は「本音と建前」によってそのスピードが遅いかもしれませんね。
でも「思いやり」を持った人同士の間では世界中どこでもこうなるんじゃないかな〜とも思います。
癒しとは
日本人はストレスを溜めるあまりに、ファンシー系のキーホルダーだろうがしょーもないポップソングだろうが、つい飛びつかずにはいられないようなのだ。
私が読んだ記事によれば、癒しを求めてアジアを目指すツーリストが増えているそうだ。
しかし、アジアに癒しを求めて旅立ったのはいいが、旅先で癒しに飢えた他の日本人ツーリストばかりを見かけ、またしてもストレスをため混むなんてこともあるという。そんな癒し系ツアーから帰国した人は、休暇のおかげで疲れたから新しい「癒し」が必要だなんてこぼすのである。
休暇でさえもストレスを溜め込んでしまう日本人恐るべし 笑
東南アジアで日本人に疲れる話しは聞いた事ありますね。
◆終わりに
「日本人とは?」いかがたっだでしょうか?
結構痛烈ですよね。日本文化をバッサリ斬られた感じ。
この本だけを外国人が呼んで日本をイメージすると、「耐える日本人」みたいに思われちゃいそうですが。。笑
筆者のユーモアが光る文章は「言い得て妙」思わず納得してしまいました。
これらがないと日本社会が回らない位、生活に根付いた文化ですが
海外の方からは 「ここが変だよ日本人」なのかもしれませんね〜
しかし同時にこれらの精神があるからこそ、日本が世界に誇れる「オ・モ・テ・ナ・シ」や「気配り」が素晴らしいのだと思います。
日本人って何?っていうのを改めて考える、興味深い本でした〜
今日はこの本の中から「日本人を理解するヒント」のみ本を紹介しましたが、本来は語学本ですからね!
日本人と外国人がコミュニケーションをとるのに凄くオススメです。
日本語を習い始めの方にプレゼントすると喜ばれるかもしれません♪いい本ですよ〜♪
今日は以上!
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