イラン人夫婦と一緒にアルメニアへバスで24時間の国境越え

昨晩は飛行機に乗り遅れ、ひったくりに遭って、iPhoneなくした最悪の日でした。

 

バックパックもボロボロ。

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でも、傷口を縫ったらまだまだ現役で行けそうだったので一安心。

 

事件直後の朝方、テヘランで色んな意味で有名な安宿マシュハド・ホテルにチェックインしたのですが

 

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常識では考えられないほど、態度の悪いスタッフがいました。。世界ワーストです。

 

wifiパスワードを聞いただけで凄い剣幕で怒鳴られたあげく、預けたパスポートを投げて返してくるのです。。

 

出会って2秒で殴りたくなった人間は初めてでした 笑

 

暴力沙汰になった話も、他の旅人から数回聞きましたし、しょーもない宿です。

 (ブログ村で有名な旅丸さんもそいういってたもんね〜)

 

 

さて、イランビザの期限が明日までということで急いでイランを抜けなければなりません。

 

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◆テヘランからアルメニアの首都エレバンまでバスで24時間

 

アルメニア行きのバスに乗るため、メトロに乗ってテヘランの西バスターミナルへ向かいました。

 

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ターミナルにはバス会社が何十件もあるのですが、なかなかアルメニア行きのバスが見つかりません。

 

どうやら、イランではアルメニアの事を「アルメニスタン」と言うみたい。

 

それは分からないはずだ!

 

何でもスタンつければいいってもんじゃないだろ〜 笑

 

そしてアルメニア行きのバス会社は1社しかないので、料金が非常に高いんです。。

 

DIDAR SEIRという会社

 

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1日1本。12時30分発。

 

一人60ドルです。。

 

しかもイランの通過リアルは使用不可で「ドルでしか払えない」だって。

 

自分の国の通貨が使えないってどうゆう事??不思議の国イランです。

 

でもボク達はビザ期限の件があるので、乗るしかないのです。いや乗れてよかった〜。

 

バスはこんな感じ♪って撮ろうと思ったら

 

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ちゃっかりフレームインしてくる可愛いイラン人♪

 

お菓子とジュースもついてきます。

 

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あ!!wifiのマークがある!!

 

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あれ??。イランはネット規制でFacebookもYouTubeも見れないはずだぞ!!

 

案の定wifiは使えませんでした。なんでソコ見栄はるかな〜〜?

 

ここからアルメニアの首都エレバンまで24時間の移動です。

 

リクライニングがしっかり倒れるので、割と寝れそうな感じ♪

 

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しばらく走ると、車窓からは絶景が続きます。

 

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泥でできた住居が並んだ小さな村がいくつも点在してました。

 

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イランにはサルアガセイエッド村みたいな、親切心にあふれた素敵な場所がまだまだたくさんあるのかな〜?

 

もっと掘り下げて旅してみたいな〜。なんて考えてました。

 

美しい夕日を見ながら

 

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アルメニアに短期旅行へ行くイラン人との出会い

 

ボク達の後ろの座席にイラン人の夫婦が乗っていました。

 

アーミーとシャディー

 

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日本にも支店がある有名企業で勤めているアーミー。

 

1週間ほど休暇が取れたので、アルメニアに短期旅行にいくそう。

 

もうね、、例え昨日ひったくりに遭ったばかりだとしても

 

やっぱりイラン人を嫌いになれない。

 

 

休憩場でミサトがトイレに行こうとすると、なにも言わずトイレ代を払ってくれたり

(返そうとしても受けとってくれない)

 

サプライズでアイスをプレゼントしてくれたり

 

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彼らが家から作ってきたサンドイッチを分けてくれたり。

 

ビールテイスト飲料を買ってきてくれたり。

 

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全部サプライズで買ってきてくれるから断ることすらできません。

 

ありがた過ぎるけど、貰うばっかりはどうも慣れないな〜と思いチョコをお返ししても遠慮されます。

 

なんで10分喋っただけの日本人にココまで出来るんだろう??って驚きですよね。

 

直接質問したら「君たちはゲストだからだよ」だって。

 

 

精神的ダメージがあった時だけに、その言葉が身に染みてウルウルとしちゃいました。

 

 

拙い英語で色んな話しました。ちょっと慣れてきた時に

 

ボク「今回の旅はラマダン中だからちょっと大変だったよ〜」

 

って言うと

 

アーミー「そんなことはないさ!家ではラマダン中でもパーティーしてるよ

 

だって 笑

 

やっぱりしてるのか!!って思わず笑ってしまいました。

 

 

そして印象に残ってるのはイスラム教の宗派の違い

 

イラン国内では90%がシーア派なんですが、その他のイスラム教地域ではスンニ派が多数派。

 

いつも笑顔で優しいアーミーだけど、スンニ派の話しになると顔をしかめます

 

「あいつらはVery Badだ、戒律が厳し過ぎて真面目すぎるんだよ」

「イランではそんなことはない、テロもない」

 

って何度も言ってました。これにはウン、ウンと頷く事しか出来なかった。

 

 

深夜3時に歩いて国境を渡る

 

なんと深夜3時に国境到着です。眠気がピーク過ぎてウキウキ感は皆無です。

 

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必要書類を記入し、ビザの申請をします。

代金は3000ドラムor10ドル

 

正式レートではドラム払いが断然お得です(3000ドラム=6,3ドル)

 

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が、ボク達はイランの通過がなかったので、ドルで払いました。。

イラン側には両替場があったので、そこで両替した方がお得だったかも。。

 

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 再びバスに乗り込んで爆睡。

 

朝起きると景色が一変してました。

 

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大分標高が上がったのか、緑に溢れた絶景。

 

羊の大群がいたり、山の上に教会が見えたり。

 

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休憩場にはお花がたくさん、そしてお酒が売っていました!!

 

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イランは厳しいイスラム教の国

 

アルメニアは世界で最初に国教をキリストに定めた国

 

 

ひとつ国をまたぐだけで、景色・文化・人々の顔がここまで変わるのがすごい。

 

そしてもっとビックリしたのが、イラン人シャディーの格好

 

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イランを出国した瞬間、スカーフを外していました。

 

ボク達が「スカーフ外したんだね〜〜」と言うと。

 

「問題ないわ♪家ではいつも外してるもの♪」だって。

 

なんだか、久々にお洒落をしてデートに行く女の子みたいにウキウキしてて可愛かったです。

 

アーミー夫婦は違いますが、イラン人の中には外国であるアルメニアに来て「お酒を飲んだり、夜遊びをする人がいる」とも言ってました。

 

イスラム教徒でもいろんな人がいるんですね。

 

 

 

◆エレバン到着、日曜日だけ開催されるバザールへ

そんな2人とエレバン到着後、バザールに行ってきました。

 

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日曜日のみ開催のバザールだそう

 

アーミー達はアルメニアに来るのは3回目なのでイロイロ良く知ってます。

 

アルメニアは何もかもがイランと違う

 

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ザクロ柄のお洒落なワインケースがあったり

 

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果物は可愛くアートされていたり

 

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色使い豊かな雑貨達がたくさん

 

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なんだか訳の分からないガラクタが売っていたり

 

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わけの分からないガスマスクがあったり

 

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2週間イランに滞在しただけのボク達でさえ、何もかもが新鮮でした。

 

アーミー&シャディーの2人はもっとウキウキ

 

超絶センスのない人形を買うわ

 

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しまいには、オオカミの剥製に手を出すシャディー 笑

 

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ウキウキ楽しそうにしている2人を見ていると、こっちまで幸せな気分に。

 

2人の笑顔と優しさのおかげで、大分心の疲れが取れた気がします。

 

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そして最後は「うちに泊まりにおいで♪いつイラン来る??」だって♪

また会えるといいな〜。

 

さて次回からエレバン編本格的にはじまります♪

 

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