旅に効く雑誌「TRANSIT」の魅力。お洒落なインテリアにもおすすめ

インターネット・SNSの普及により多くのバイラルメディアがこぞって絶景写真を紹介し、拡散される時代。確かにその時は「綺麗だな！いいね！」と親指が動きますが、無機質でどれも似たり寄ったりだなと思ったりします。

旅に関する情報が溢れ、沢山あり過ぎる分、心の髄に響くような記事を探し出すのが難しくなっているなと感じることがあります。

今日紹介するのは旅に効く雑誌『TRANSIT』。僕が唯一毎号定期購読しているものです。「旅を身近に感じることのできる」人間味のある記事が魅力です。

◆TRANSITの魅力

美しい写真と個性的なライター陣

（http://www.transit.ne.jp/contents/magazine/transit-9.php）

（http://www.transit.ne.jp/contents/magazine/transit21.php）

まず雑誌を開いて目を引くのが、美しい写真達です。有名観光地を紹介するだけではなく、街の雑踏や現地の生活をとらえたハイセンスなスナップから、旅先の空気を感じ取ることができます。

例えばベトナム偏では

ベトナムを紹介するのに、世界遺産のハロン湾を紹介する（だけ）ではなく、

水上生活の実態や、路地裏の屋台で談笑するお婆さんと孫、深夜の街に繰り出す若者の姿を載せてくれる雑誌です。

記事からにじみ出る人間味

そしてトランジットの最大の魅力は、ライターが実際に現地に赴き、感じたことを記事にしている点だと思います。数日からときには数ヶ月に渡り滞在し人と触れ合う旅。ライターの方々の視点・人間味というフィルターを通すことで、旅を追体験しているような感覚になります。この人間味こそが面白いところで、ガイドブックや絶景本と差別化を図れているポイントかなと思います。

（人間味こそ面白い！というのは個人のブログにもいえることかもしれませんね）

ポップカルチャー・歴史背景・雑記など興味深い特集

（http://www.transit.ne.jp/contents/info/2014/06/transit25.php）

トランジットでは歴史や宗教、経済などのその国のバックボーンや国民性、衣食住のライフスタイル、音楽・映画等のポップカルチャー等、多彩な切り口でその国を紹介してくれるのが面白いです。それぞれの特集の内容も濃く、読み応えがあります。僕自身トランジットを１冊読み終わった頃には、以前から持っていたその国に対するイメージが大きく覆されたことも何度もありました。

興味深いと思った特集タイトルを何例か紹介

・チベット生者の書

・世界に広がるチベットの輪

・もし北欧に生まれたなら（税金/環境・エコ/教育/医療/介護/労働/結婚と性/移民/犯罪）

・スウェディッシュポップ再案内

・アウンサン・スーチー研究

・ミャンマーの未来予想図2013

・移民の国のエイリアン（アルゼンチン）

・パタゴニア珍獣絵図〜時空を超えて〜

・高城剛が語るスペイン人の快楽性

・カリビアンミュージックの世界

・カリブ美女に溺れ隊

・キューバ社会主義超入門

・ゲバラとフィデル徹底比較

TRANSIT19号〜24号の中から、興味深い特集タイトルを抜粋してみました。心惹かれたタイトルがありましたか？ラインナップを見てわかるように、その国を様々な視点から知ることができます。書店で見かけたらぜひ手に取ってみてください。

◆インテリアにもおすすめ

僕の場合、雑誌は基本的に読み捨てで、保存することは少ないのですが、TRANSITは違います。表紙がお洒落なのでインテリアにも最適なんです。たまにカフェで飾ってあるのを見かけますが、センスいいなーと思っちゃいます。自宅の本棚に並べてみるだけで、旅に出たくなる衝動に駆られニヤニヤしてきちゃいますよ。本体価格が1715 円と高めの値段設定なだけあって紙質もしっかりしています。

読んでよし！インテリアによし！まさに永久保存版な雑誌です。