イランはエスファハーンから７時間。バスを４本乗り継いで来たサルアガセイエッド村
この街には宿泊施設が無いので、はじめから
村人に頼んで民泊させてもらおう！！と思っていました。さぞかし苦戦するだろうな〜とある種の覚悟をきめていたのですが
なんと！村にたどり着く前のバス移動で
一人の青年に「ウチに泊まりにこないか？？」と誘われたのです。
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◆サルアガセイエッド村での民泊1日目
村にたどり着いたのは夕方の５時頃。
そこには今まで見た事の無い景色が広がっていました。
屋根が道路になっているんです。
ここは深い山に囲まれた渓谷の村。
急斜面に無理矢理村を作ったため、こういう形状になったんでしょうね。
早くこの村を歩いてみたい！！！でもその前に青年の家に「泊まらせてください！！」と頼みにいかないと。
どんな家なんだろう？？
日干しレンガと木で出来た家かな？？
まさかテントじゃないよね〜笑 いやそれも楽しいかも♪
なんて思いながら着いていくと
村一番のいい家。
青年が 「日本人を家にあげていい？？」と訪ねると、家主は間髪入れず「ウェルカム！！」と言いました。
それがこの男性 ハバス
彼はこの村で唯一のドクター。どうりで村1番いい家に住んでいるわけだ。
こちらが家に招待してくれた青年
（1番大事な人の名前を忘れてしまった。。）
なぜか手に鳥を持ってきたのは ハッサン。
20代の青年達だけど、とても紳士的。
「サラーム」と胸に手を当てて挨拶をしてくれる。
家にお邪魔するとすぐに紅茶のおもてなし。
それも何杯も、何杯も椀子そばみたいに。
イラン式の紅茶の飲み方を教えてくれたのはムハンマド。
砂糖を混ぜ溶かしてから飲むのでなく、角砂糖を口に含んでから飲むんだって。
出会って５分なのにみんな笑顔で接してくれる。もちろん言葉は全く通じない。
さらには、ナンと焼き鳥まで。
これから毎食お世話になる ヤギのヨーグルト風の飲み物
「泊まらせて欲しい」とボク達がお願いしている立場なのに、
ここまでしてもらうなんて、感謝を通り越して申し訳なってきます。
日本人の感覚では本当に泊まっていいのかな？？って誰でも思うくらいのおもてなし。
お返しといったら全然足りないけど、ボク達もメロンを持ってきていました。
（民泊させてください！！とお願いしよう作戦で一応持ってきた）
それなのに自分らも食べるっていうね 笑
てか！いつの間にか人が増えてる 笑
このドクターの家は、村人皆が集まれる場所みたい。
みんな子どもの頃から知り合い。
ここで寝泊まりしてる人も数人いるし、ふらっと遊びにきた村人もいる。
他の街から帰省してきたついでに遊びにきてる人も。
最初この家は・この関係はなんなんだ？？
と不思議だったけど、青年が言った言葉ですこし納得できました。
僕達はみんなファミリーさ！
しばらく写真を見せ合ったりした後、日が暮れる前に村を案内してもらう事になりました。
◆村を案内してもらう事に
青年達3人が「とっておきの景色をみせてあげる」
といって村を案内してくれました。
泥と木とワラで作られた、家の屋根にはやっぱり人が歩いている
目が合うとみんな笑顔で微笑んでくれます。
ボク達にとってはこの住居での生活こそが珍しくて興味をそそる物だけど
青年達にとってはただの家。
もっと凄い所があるんだぜ！！
と言って山を登っていきます。
2泊する予定なので明日ゆっくり街をみてみよう♪
フォ〜〜〜〜！！１と奇声をあげながら歩く3人
山からの湧き水をみんなで飲んだり
渋っいザクロ？を石で割って食べさせてもらったら、激まずだったり。
彼らはは小さい時から山を登り慣れてるから、なんて事無い道だけ、ボク達にとってはトレッキングレベル。
こけそうなミサト
3人とも優しくて、山に登り慣れてないボク達の荷物を持ってくれたり。
最大限のおもてなしをしてくれてるのがビンビン伝わってきます。
1時間位歩いて
村を一望できる丘の上まできました。
ココか！！と思いきや「見せたい物」はココではないそう。
まだ歩くのかよ〜〜
1歩無味外せば死ぬレベルの道を通っていきます
この下は崖、この旅1番怖い道でした。腰抜かして一歩も歩けなくなったからね、、
たどり着いた場所はこちら！！
山塩
山肌から塩泉が湧き出てくるんです。神秘の塩ですね。
なめてみるとものすごくしょっぱい！！コレを乾燥させて製塩するんです。
海が近くにないサルアガセイエッドの人にとって、この塩泉は宝。
生活全般に使っているそうです。この塩があったから、あんな辺鄙な場所に村ができたのかな？と思ったり。
なによりそんな大事な場所に3人が連れてきてくれた事が嬉しかったです
全力でボク達を楽しませようとしてくれた、3人に感謝するばかり♪
ドクターの家に帰り着いたのは真っ暗になった頃でした。
◆夜も続くおもてなし、けん玉したり、シーシャを吸ったり。
家に着きくつろがせてもらってると、DAIKIさんが必殺アイテムを繰り出しました。
けん玉
コレが大ウケ！！
大の大人がけん玉に夢中。
ハッサンなんて夜も3時間位けん玉やってたし、朝起きたらまたやってたからね 笑
DAIKIさんは、けん玉の他にも折り紙、扇子、和製トランプなど
言葉が通じなくてもコミュニケーションできるアイテムを沢山持ってきてるんですよ。
一気に距離が縮まるから素敵ですよね♪
それにしてもここでのけん玉のウケ方は異常に凄かった 笑
その後はシーシャ祭り
イラン発祥とも言われる水タバコのことです。
悪そ〜〜に見えるけど 笑
イランの男性はほぼ全員吸っているんじゃないかなと思います。
ちなみにボクは初体験。
甘くてあんまり好みじゃなかったけどね。
みんなと回し吸いしながら団らんできたのは凄く楽しかった。
初体験を君たちに捧げれて嬉しかったよボクは。
その後は25年前の村の様子を納めたビデオを見せてもらったり
そのとき喉の調子が悪かったミサトに、ドクターが薬をくれたり
酒のない宴会は1時頃まで続きました。
深夜のおもてなしナン。
けん玉と、iPhoneの写真を見せ合いっこするだけで、20代以降の大人が深夜までずっと話しをしてるんです。
お酒もないのに凄いことですよね。
たまにAV見てるヤツとかいたけどね 笑 音漏れてる！！！って大笑い。ミサトどん引き 笑
みんな本当にいい顔で笑うんですよ。
彼らと過ごして、青年の言葉の意味を感じる事が出来ました。
俺たちはみんなファミリーなんだ
ってね。その言葉が1番ふさわしい。
そしておもてなしの数々に感謝、感謝。ありがとうじゃ足りない一日。
人って優しくされると、こんな浮遊したような気持ちになるんだなって初めて知りました。
この気持ちをなんて表現すればいいかわからない、だから
ありがとう。
明日はもっと凄い一日なのでお楽しみに♪動画も頑張って間に合わせる予定♪
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