人の優しさに胸いっぱいになったロンボク島

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昨日はバイクでバリ島の観光地を回ったので、今日からとなりの島に移動してみることに♪

 

目指すのはロンボク島!!なんでも「20年前のバリの姿が残る島」だそうです。

ここです↓↓

 

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パダンパイ港からローカルフェリーで移動

 

バリ島からロンボク島まで行くには、スピードボードが手っ取り早いのですが、いかんせん高い。(6000円くらい)

バリ島中心部からのツアーもあるんですが、それも予約をしていない。

 

ということで、ローカルフェリーとバスを乗り継いで自力でいくことにしました。

 

この移動が結構コアだった!!

 

シャトルバスでパダンパイと言う港町までやってきましたんですが、フェリーターミナルと少し離れた場所に下ろされてしまいました。

 

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そこからチケット売りの勧誘がウザい・ウザい。   あとから考えると、バスの運転手はそいつらにそそのかされて、  僕らを違う場所で下ろしたことに気づきました。ムダに歩かせやがって、、

 

なんとか振り切って、無事ターミナルでチケットを購入。ここから4時間の船旅です。

 

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曇り空のせいもあってか、どいつもこいつも僕らを騙してくるように思えてきます。なんか雰囲気がよろしくない。

 

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船の中はこんな感じ。  まさにザ・ローカル(笑)外国人はボクたちだけ、警戒を高める。(ちょっと時間が遅かったからかな)

 

あ!!でもなんか懐かしいと思えば、これ日本製の船みたい♪なんか奄美大島のばあちゃん家を思いだしてほっっこり。

 

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日本のフェリーと明らかに違うのが、に頭に荷物を抱えた物売りおばちゃんがきたり

 

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いきなりバンド隊が入ってきて、ローカルポップスを歌ったり。。そして最後はイヤラシい感じを出さずチップを回収。

 

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あまりの爽やかな笑顔に、50円入れてしまったじゃないか(笑)

 

いろんなお金の稼ぎ方があるねーと2人して感心。

 

いつも旅の移動中に仮眠をしたりするけど、今回は防犯的にNGなので4時間眠気に耐えなければ。

横に座っていたバリニーズと少し会話をしたりして案外楽しく過ごせました♪

 

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ロンボク島に到着

 

無事ロンボク島のレンバー港に到着しました。

 

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やばい。。なにもない。

 

ここからバスに乗れると思っていたのに、そんな雰囲気もないし。小さなツーリストインフォメーションがあったので入ると、タクシーに乗れと言う。

 

しかも正規のタクシーではなく、普通の車。アブナいパターンですね。

値段を聞くと3000円だと言う。そんな値段を払うくらいなら、バリ島からのツアーの方がお得じゃんかよ!

 

時間は夕方5時。はやく交通手段を見つけないと日が暮れるとアブナいよなー。悩む。悩む。

 

 

そのとき、「ヘイ!ジャパニーズ!」

 

あ!!さっき話したバリニーズだ。

 

「ここのタクシーはアブナいから俺の車に乗っていきなよ!」

 

ボク「え?僕らはスンギギまで行きたい。いくら?」

 

「タダだよ!丁度マタランまで帰るところなんだ」

 

うう、どうしよう。。信用していいのか?また悩む。妻ミサトはボクが判断してと言っている。さっきもちょっと話したけど悪そうな感じはしないしなー。

 

悩んだ末

 

乗せてもらうことにしました

 

彼の名前は、、長過ぎて忘れてしまった(笑)話しを聞いているとアーミー(軍人)だということ。どうやらボクが乗っているこの車は軍の公用車だったみたい(笑)

 

バリ島から帰ってきて、軍の後輩に迎えにきてもらったんだそう。

 

以下彼のことを「アーミーさん」、後輩さんは「軍人さん」呼ぶことにしましょう。

 

恐る恐る乗っていたけど、気さくな彼らの振る舞いに徐々に緊張がほぐれていきます。でもやっぱり疑う気持ちはあって、靴下の下にお金を隠したり。本当にドキドキしました。

 

 

マタランまでは車で40分くらい。結構な距離を走りました。ここにきて彼らの行為は、本当の親切心だとほぼ確信できました。

 

アーミーさんが言います。

 

「ハラは減ってないか?ロンボクのスペシャルスープはどう?」時間が遅くなっちゃうけど、ここまできたら着いていこう♪

 

めちゃくちゃ笑顔で、「さあたべな!」とどんどん勧めてくるアーミーさん。本当に優しい。

 

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よく考えればこの旅でこんなに長い時間、純粋な現地人とコミュニケーションしたのは初めてだ♪

彼も、2週間前にジャカルタからロンボク島に転勤になったばかりだそう。

 

ジャカルタの彼の家族の話を聞いたり、ボクたちのロンボク島でのプランを話しておすすめの場所を教えてもらったり。

 

軍人さんの方は、シャイで無口だけど終止優しい笑顔ふりまいていました(笑)

 

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料理の味は本当のインドネシアか!?と思うくらい激辛だったけど。。ウマかった!ウズラの丸焼きかな?

 

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楽しい食事を終えて、お金を支払おうとすると。

 

「気にするな!そのお金で旅を楽しんで」

 

いや!半分払わせて。と言っても引かないアーミーさん。

 

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うう。。車にタダでの出てもらった上に、ご飯までご馳走してもらうなんて悪すぎる。なんで見ず知らずの迷い子羊みたいな外国人にここまで優しくできるんだ。

 

もうトリマカシしか言えないよ。(ありがとうの意)

 

ご飯も終えて再び車に乗り、アーミーさんの住んでいる町近づくと、なにやら電話をかけ始める彼。しばらくすると

 

「タクシーを呼んだから、到着するまでボクの家で待ってなよ♪」

 

どこまで優しいんだ。もう胸一杯だよ。

 

ここが彼の住む軍専用の宿舎。普通に旅行してたら、こんなところにくる機会なんて絶対ないよな〜ともはや笑いすらでてくる。

 

アーミーさんの優しさで溢れたとびきり甘〜いコーヒーを飲み干してタクシーを待ちます。

 

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少しでも感謝の気持ちを伝えたくて、持ってきた日本食を少しお渡ししました。(全然足りないけどね)

 

ちゃんとカレー作れたかな?

 

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あれ?軍人さんがいない?と思ったら、ずっと外に立ってタクシーを待ってくれている。それも30分以上。クールな優しさに心がいっぱいになるよ。

 

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ようやくタクシーがきました。

 

そこで問題発生。ボクたちの予約したホテルはスンギギ(ここから30分くらいのところ)だと思っていたら、超近くてアーミーさんの家から歩いても行けそうな距離だった(笑)完全なる勘違い。

 

あぶな!!

 

ちゃんと下調べしていかないとダメですね。旅人レベル低すぎる。

 

アーミーさん「めっちゃ近いやん!わざわざタクシーまで呼んだのに(笑)キミがスンギギだっていうから」

 

最後は皆で大笑いでした。

 

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アーミーさん、軍人さん。本当にありがとう。

 

本当に感謝。2人に優しさに心いっぱいで、ありがとうしか言えない1日でした。

 

この優しさをきっと世界の誰かに返します。

 

もしあの時、アーミーさんの誘いを断っていたら、この貴重な出会いもなかったし、ここまでスムーズに宿にたどり着けてなかったかもしれない。

 

結果論かもしれないけど、直感的に「この人大丈夫だと思う」と不思議と感じたんですよね。

 

 

海外旅行は確かに危険がいっぱいだけど、全てを疑って閉鎖的になっていてはこういう出会いを逃してしまうかもしれない。危険と素敵な出会いって紙一重だな。と思いました。

 

 

もちろん今回ことは、むしろ珍しいパターンだとも思うので、今まで以上に気を引き締めて旅をしないといけないと痛感した1日でした。

 

旅ってすげーな

 


 

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