どうもボク旅のケンです。
東チベット旅行4日目。絶景と人々の優しさに感動して大好きになったリタンの街。
でも今日は移動日です。
◆東チベット・リタン(理塘)→ガンゼ(甘孜)へ移動
理塘から甘孜までの交通手段は乗り合いタクシー。
泊まった宿ポタラインの目の前では、
ドライバーが「ガンズ〜、ガンズ〜」と叫んでいるので、前日のうちに交渉しておきました。
ボク達のドライバーはチンピラ風のこの男
なぜか手に雪持ってる 笑
ひとり120元(2400円)で交渉。翌日8時に迎えにきてもらう事になりました。
翌日
このチンピラ(あだ名ね)
ひとり200元だ!!
と言い出した。約束が違う。
めちゃくちゃ頭にきたので、もうお前はいいよ!といって歩き出し、違うドライバーを探す事にしました。
するとチンピラ追ってくる。「やっぱり120元でいいぜ!!」と言ってくるけど、そういう問題じゃない。
この辺にはドライバーはたむろしているけど、もしかしたらグルかもしれない?
ので、流しのタクシーを拾おうと探すも見つからず。
20分ぐらい揉めて
結局チンピラの車に120元と約束させ乗る事に
荷物を積んで、出発しようと車を走らせると、
他のドライバー達が車の窓越しにやってきて、チンピラに向かって怒鳴り始めた。
ひときわ怒鳴り散らしてたのはリーダー格のドライバー?
彼の名はアキヤマ(あだ名)
お前何トラブル起こしてんだ?はあ〜?お前変われ!!!
アキヤマがものすごい勢いで怒鳴るので、チンピラはタジタジです。
結局アキヤマの車に乗り変えることになりました。
皆に罵られた上に、仕事までなくなってしまったチンピラ。めちゃくちゃヘコんで小さくなってました 笑
嘘をつくのが悪いんだよ。自業自得さ。
朝から疲れましたが 出発!ガンズまで7時間の道のりです。
標高4200mのリタンからさらに登って山を越えていきます。
最初だけ頭を天井にぶつけるほどのガタガタ道ですが、それも少しの間だけで、意外と舗装されていました。
英語を話せる、チベタンも一緒に乗っていて
この辺には遊牧民が住んでいて、放牧しながら、自然そのままの生活をしているんだよ。
と教えてくれました。
4時間ほど走ると、新龍という街で休憩。カラフルで可愛い街です♪
ここでまさかの乗り換え。。
で、トランクを開けた時重大なことに気づきました。
俺のバックがない。。サブサブバック。
東チベットは大きなバックパックは成都の宿に預けているので、小さなバック2つで旅してます。
ええ!!どこだ?そういえばさっきアキヤマの車から誰かトランク開けて降りていったよな?でも盗む気配はなかったし。。
あ!!チンピラの車だ!!
鞄の中には、エネループの充電器、モバイルバッテリー、1万円以上したトラベルシーツ、中国で買ったばかり服とタンブラー。
ご好意で頂いたものや、旅中に買った思い入れのあるものばかり。
よりによって、あのチンピラ風の男の車に忘れたのが辛い。ボッタクってくるようなヤツだし、
今日は客を取られてイライラしてるに違いない。多分盗むだろう。
だけどボクには手段がありました♪
チンピラの身分証明書と会社名を控えていたのです♪
一緒の車に乗っていた、英語の話せるチベタンに相談すると、通訳してくれました。
とりあえず、その辺のタクシードライバーに「この男を知らないか?」
と聞いてみるも、皆知らないといいます。
英語の通じるチベタンは
「カメラ等、高価なものが入ってたら売ってると思う、、、」
「私は数日後、リタンに戻るので探して、見つかったら中国に送るよ!連絡先教えて!」
と言ってくれるんだけど、それでは見つかる可能性は極めて低くなる。。
ということで、ボク一人。リタンに戻る事にしました。
(4人旅だから妻と他のみんなはそのままガンゼへ移動)
優しく助けてくれた英語の話せるチベタンは、ボク達4人にご飯までごちそうしてくれました。
本当にボク達に付きっきりで助けてくて、ありがとう。
ここからは時間との勝負。リタンに夕方戻れたとしても、旅程的に翌朝には再びリタンを出てみんなと合流しなければなりません。
急いでいると、アキヤマがドライバーを探してくれました。値段は70元で正規。
帰りの車は、チベットのお経がひたすら流れ、荷物はぎゅうぎゅう詰め。
3人乗りのシートに大人4人で。。4時間辛かった。
夕方5時頃リタンに帰り着きました。
タクシー乗り場にはチンピラの姿はありません。
その辺にいたドライバーに、免許書の写真をみせて「この男知らない?」と聞いてもダメ。
とりあえず泊まっていた、ポタラインに入ると、おばちゃんが「どうしたの??」とチベット語で聞いてきます。
中国語を英語も話せないので、ぜんぜん意思疎通がとれないけど優しいんです。
ジェスチャーで「バック忘れた!この男をさがしている!」伝えつづけると
まずは中国語の話せる人を呼んでくれて、タクシー会社?に電話してもらいました。
が!!大事な部分が指で隠れてて繋がらない。。
すると続いておばちゃん。英語の話せる人を呼んでくれました。
トラブルの時英語話せる人がいるのってホントありがたい!!
このひともまた親切でした♪
事情を話すと、
「キミはここで座って待ってなさい。」と言ってタクシー会社に電話しまくったり、動き回ってくれました。
そして警察出動
事情を説明すると、探してくれる事になりました。
これでとりあえず見つかるだろうけど、もう既に売られているかもしれないし、明日の朝までに解決しなければ意味ないしな〜〜と悩んでいると
ブ〜〜ン
タイミングよく?客を乗せたチンピラがタクシー乗り場に帰ってきました 笑
ボク「この車です!!」
警察がいて、自分を捜してる事にビックリしているチンピラ。笑
トランクの中を見せてもらうと。
ありました♪そのままの姿で♪
荷物を受けとると、チンピラは今にも胸ぐらをつかみそうな勢いでボクをにらみ続けていました。。
そりゃそうですよね。
朝一客を乗せれなかった上に、警察まで呼ばれて、、、 1番の被害者はチンピラ君ですね。
そして1番悪いのは忘れ物をしたボク 笑
でも本当に見つかって良かった♪
今日は何人ものチベット人に優しく助けてもらった日でした。
今日の記事はチベット人が〜〜してくれました
という表現ばかり。
チベットね。困ってたらみんなが助けてくれるんです
最後に仲良くなった宿のおじちゃん。初日は写真をとるの嫌がってたのに、最後はわざわざ着替えて「見つかって良かったな!記念に俺を撮れ!!」とフレンドリーな関係になりました 笑
翌日再び7時間アキヤマの車に乗って、ガンズで4人に合流しましたとさ♪
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