イランで受けた泣けるほどのおもてなし。サルアガセイエッド村

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秘境という言葉が似合う、サルアガセイエッド村。

民泊生活2日目は、青年ハマットに連れられ、1日中野生児の様に遊び回ってました。

 

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▼前回記事

秘境!サルアガセイエッド村での民泊2日目【イラン】

 

夕方ドクターの家に戻った事にはクタクタに。今夜がこの村での生活も最終日。

最後まで泣けるようなおもてなしの心に出会いました。

 

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◆イラン旅行・サルアガセイエッド村最終日

 

まずはこの日の動画の方を張っておきます。

 

 

 

前日ボク達が泊まらせてもらったのは、この街唯一のドクター・ハバスの家。

食事を頂いたり、寝床を与えてもらったりと、もの凄く良くしてもらいました。

 

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ボク達は2泊させて下さい。と頼んでいたのですが

 

夕方家に戻った所、

 

「ごめん!今日は隣の街に行くから泊めてあげられない」

 

とのこと。

 

別の村人の家に泊まれるよう、手配までしてくれました。

 

案内してもらったのはこちらのお部屋。ここが今日の寝床なのだろうか??

 

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ベットが2つしかないけど、昨日も絨毯の上に雑魚寝だったので問題なし。

急な申し出なのに、部屋を用意してくれる事に感謝です。

 

◆イランで受けた泣けるほどのおもてなし

 

泊まらせてくれるのは行きのバスでも出会った、イスファンニョル。

 

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そして息子は今日川で一緒に遊んだ、ホセインでした。

 

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ボク達が急にお邪魔する事になったので、

 

ホセインはわざわざナンを買い出しに行き、火をおこしてボク達の食事を用意してくれました。

 

昼間遊んでいたときとは違う逞しい姿に、村の男だな〜と感心しました。

 

父のイスファンニョルは肉を捌きます。

ボクも少しお手伝い。

 

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火おこしの間はけん玉。

 

この村のけん玉のウケ方は異常です 笑

 

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調理場所は屋根の上。

 

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屋根の上を有効活用した作りになっているこの村ならではの光景ですね。

 

ナンと肉のご馳走ができあがりました

 

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鳥の喉(気管)とヤギの肉だった思います。

 

塩をもみ込み炭火で焼いただけの簡素な味付けだけど、これが新鮮で凄く美味しい。

ヤギの肉は苦手だったけど、ココのは大好きでした。

 

でも1番美味しく感じる理由は、

 

床に敷いた絨毯を皆で囲むこのスタイルかも。

 

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イスファンニョルは、ずっと肉の火加減を気にして、焼き上がるとすぐに皿に盛ってくれます。

 

ボク達のチャイがなくなると、すぐに注いでくれます。

 

「まあ飲みなさい、まあ食べなさい。」

 

コレでもかというほどのおもてなし。

 

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コーランを歌って教えてくれたりもしました。ボクが真似して歌うと拍手が沸き起こります。

 

夏の終わりのような涼しい夜。忘れられない夜。

ゆっくりとした時間が流れていました。

 

 

夜10時頃、なぜかボク達の寝床を移動する事になりました。

 

案内されたのは、普段イスファンニョルが家族と住んでいる家。

 

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大きな部屋がひとつ。

 

そこにはお母さんと、息子2人、娘の5人暮らし。あとはよくわからんギャラリーが数人いました。笑

 

ここでもお嬢ちゃんとけん玉をしたり、写真を見せたり

 

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折り鶴を教えるとものすごく喜んでくれました。

 

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ミサトが2回ほど教えただけで、折り鶴の折り方をマスターするほど。

今でも作り方を覚えてくれてるといいな〜。

 

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ボク達が何かアクションをするたびに、村の人がものすごく喜んでくれるのが嬉しかった。

 

おもてなしはまだまだ続きます。

 

チャイを何杯も頂いたし、ヤギのヨーグルトみたいなのも何杯も 笑

 

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最初は臭みがあると思ってた、この飲み物も慣れると美味しく感じてくる♪

 

イランの夜はやはり遅く、エンドレスに宴会が続きます。

12時頃やっと就寝の時間になりました。

 

 

 

部屋が大きいので、てっきり皆で雑魚寝するのだろうな〜と思っていたのですが。

 

 

 

なんと、広い部屋にボク達3人だけで寝なさいというのです。

 

え?イスファンニョル達はどこで寝るの??

 

 

って不思議に思ったんですが、言葉は通じません。

「さっきのベットの部屋みたいに、他にもいくつか寝床があるのかな?」と思いありがたく使わせてもらいました。

 

 

しばらく時間がたった後気づいたのですが

 

 

イスファンニョルは外で寝ていたのです。

 

それもお母さんも。

 

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(朝気づいたのですが、息子1人も外で寝ていたみたい)

 

 

唖然としてしまいました。感謝・ありがとうという気持ちの前に申しわけない。

ただただ「ごめん。本当にありがとう」としか言えませんでした。

 

 

ボク達は朝6時半の便。

 

朝起きるとイスファンニョルは朝食の準備までしてくれてました。

 

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もう泣けてきます

 

お礼を言って、ナンとトマトの朝食を頂きました。

 

食事が終わるとイスファンニョルはこう言うのです。

 

 

お昼ご飯に余ったナンを持っていきなさい、

 

さすがにそれは。。。申し訳なさ過ぎると「初めておもてなしを断った」のですが

 

 

イスファンニョルがもの凄く悲しそうな顔になりました

あの顔は一生忘れられないません。

 

 

可哀想な位、落ち込んだイスファンニョルを見て

 

「じゃあもらおうかな!ありがとう!!!!」と言うと、とても喜んでくれました。

 

これがイランのおもてなしの精神

 

 

決して裕福ではないにも関わらず、いきなりきた旅行者に泊まる場所を提供し、何食も食事を与えてくれたり。

 

それを自然にできるイランの人々。

 

 

これは「イスラムの教典コーラン」の教えによるものだそう。

 

 近親者に,当然与えるべきものは与えなさい。また貧者や旅人にも。だが粗末に浪費してはならない。

 

 

普段からおもてなしの精神を養ってるからこそ、こういうことができるのですね。

 

旅に出る前、イスラム教に関してはネガティブなイメージを持っていたボク達2人。

 

それらの偏ったイメージは、イラン人がすべて払拭してくれました。

 

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ありがとうイラン!ありがとうサルアガサイエット! 

 

*補足

ボク達は最後「お礼の形」としてイスファンニョルに滞在費を払いました。

村人達は無料でいい言ってくれます。しかしボク達から宿泊を頼んだわけなので払うべきと判断しました。

 

 

村を後にし、次はイランの首都テヘランに向かいます。

 

そこでこの旅最悪の日を迎える事になるとは思ってもいなかった。。

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4 件のコメント

  • サルアガほんまええとこやんね。
    俺ももっかい戻りたいなぁ〜って思うもん。
    いろんな村に行ったけど、あそこまで言葉が通じず不便で大変な場所はないけど、あんなにホスピタリティー溢れた人たちが住んでる場所もそうそうないなって思うもんね。

    多くの旅人の人が訪れるようになっても、変わらん場所であってほしいねー。

    • shoさんコメントあいがとうございます。サルアガセイエッドはボクの旅の中でもトップクラスに印象深い場所になりました。
      ホント感謝です♪

      shoさんのサルアガの記事も全部読みました^^ボクも同じ気持ちです。
      素敵な人達が笑顔であってほしいです。

  • サルアガのブログを見てるとイランのごく普通の人たちの
    優しさが伝わってきますな~。
    行くのを取りやめてしまったのが本当に悔やまれます。

    (昨年時点では退避勧告レベルだったので良ろしくないことでしたが)
    ケルマーンやバムにも行ったんですけど、
    地元の人はごく普通に生活をしていて親切な人が多く、
    「これで退避勧告地域なの?」と思ったものです。

    世界中には実際に自分で行ってみないと分からない所が
    たくさんあるんでしょうね。

    ちなみに今のイランの危険情報を見たら昨年から大幅に改善してました。
    イランにネガティブなイメージを持っている方には
    ぜひ一度イランに行ってみてほしいですね。

    • maruoさん。
      この村の人は本当に信じられないほどのホスピタリティに溢れていました。
      こんな国、こんな場所はなかなかないですよね。
      旅に出る前と180°イメージが変わった国は初めてでした。旅の醍醐味ですね。

      イランは情勢が変わりやすいですが、今回行けて本当によかったです。

      ぜひmaruoさんももう一度♪

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