南米ルートで唯一失敗したなと思うこと。
居心地がよくて4泊5日も滞在した、ブラジル・ボニート。天然水族館でのシュノーケルは言葉では表せない感動体験でした。
続いて、ブラジルとアルゼンチンの国境沿いにある「イグアスの滝」を目指しました。
結果時間もかかった上に、コストも高く失敗。もっといい方法があります。
めっちゃ怖い体験もしました。
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ボニートからフォスドイグアスへのバス移動
目指すは世界三大瀑布「イグアスの滝」があるブラジル側の街フォスドイグアス。
ボニートのバスターミナルは2社のバス会社があるんですが、直行便はなくトラドスの街で「別のバス会社」に乗り換えが必要とのこと。ここでトラドス〜フォスドイグアス便を予約できないの?と聞いたところ無理だとのこと。
cruzeiro dos社のバスで、ボニートを昼14:30分発〜トラドス20:00着に乗りました。
深夜のバスターミナルで体験した恐怖?
トラドスのバスターミナルには到着したのは、20:45分。案の定遅れました。。
そこからフォスドイグアス行きの乗り換えバスを探したところ、もうバスは出発して今日の便はないとのこと。。
え、どうしよう?バスターミナルで寝るか?
いや無理、ここに寝るの無理!
周りを見渡してみると、ホームレスだらけですやん。。
通常ブラジルの大きなバスターミナルはセキュリティが厳重で、不審者やホームレスの方は入れないようになってるんですよ。基本的には比較的安全な場所なんです。
それがここでは、バスの乗客より不審者の方が多い感じ。
・ゴミを漁って食べている人
・バックを持たずウイスキーの瓶だけ持つ男
・プラスチックを集めている人
・ボクらのことをヤバい目でひたすら見つめる男
リオデジャネイロでナイフ強盗にあったばかりで、全てを疑心暗鬼なのもあるけど、間違いなくここで寝てはいけない。。
マジでビビったのが、挙動不審な男が僕らに近寄ってジャンプしてきたこと!
その結果、その男はベンチとベンチの間に挟まって身動きが取れなくなっていました。。
コイツ頭おかしい。。ちょー怖い
僕たちに危害を加える気はなかったようです。ただ目的のない意味不明な行動に恐ろしさを感じました。
一瞬で僕たちは違うベンチに避難し、まともな乗客グループの隣へ。
一部始終を見ていたおばちゃんは首を傾げ苦笑いでした。。
もうココが怖すぎるので、どこでもいいから夜行バスに乗って離れることにしました。
バス会社に聞いたところ、カスカベルという町への夜行バスが出ていて、そこから翌朝乗り換えればイグアスの滝に行けるとのこと。ソッコーでチケットを購入!
23:00発の便だったため、2時間ほど待ち時間がありました。
そこで、恐怖を拭う出来事があったんです。
遠くからギターの音が聞こえ始めました。
ボブマリーの「one love」です。お世辞にも上手い演奏じゃありません。
音色の正体は地元の高校生でした。
パンを配りながらホームレスの人のために演奏していたんです。
青年はホームレスの肩を叩き、美味しく食べてね!と笑顔を向けています。
20以上のホームレスが「ありがとう、ありがとう」と。中には涙を浮かべる人もいました。
青年たちが奏でるギターの音で、険しかった彼らの顔が柔らかくなっていくのが分かりました。
音楽の力、言葉の力って凄い。
このバスターミナルはホームレスの方のための救済施設になっていたんですね。
そんな場所なので、僕たちが危害を加えられる可能性は低かったわけです。それでも怖かったけど。笑
ホームレスの救済については、日本国内でも議論があり「最低限の生活を送る権利がある(もちろんある)」と肯定する人もいれば、「やっても無駄」「ホームレスという生き方も個性」「可哀想が差別」との意見もありますね。
この青年たちを見て感じました。
どちらが正しいなんてどうでもよくて、「力になりたい→行動する」というとこに意味がある。
行動で小さな世界くらいは変えられるんだ。って。
旅人としては「物乞いにお金をあげる?問題」もそういうシンプルな行動でいいのかなと
「助けたいなら、助けてもいい」、「しなくても良いし」。深く考えなくて良いんだと。
議論や哲学を言い訳に、行動をやめていては結局何も変わらない。
おっと、熱く語りすぎちゃいましたね。このあたりいつか記事書こうかな。
移動の記事に戻ります。
翌朝カスカベル→フォスドイグアスへバス移動
結局トラドス〜夜行バスに乗り、朝6:00にカスカベルに到着。
10:00発フォスドイグアス行きのバスに乗り2時間で到着しました。
フォスドイグアスの長距離バスターミナルに着いたので、公共バスで近距離バスターミネルへ移動。
近距離バスターミナルからは、タクシーで宿に向かいました。
最終的なバスの乗り換えルートはこちら。
・ボニート→トラドス(cruzeiro dos社)が2465円
・トラドス→カスカベル(nova integrac社)が1998円
・カスカベル→フォスドイグアス(社名忘れた)が1207円
・近距離バス代が100円
と一人あたり5660円で、22時間のバス移動でした。
ボニート→イグアスの滝間でブラジル国内を移動するとコストもかかるし、乗り継ぎもめんどくさいのでオススメしません。
【ここ大事】
この区間を移動するのであれば、ボニートからパラグアイへ国境を抜けて、首都のアスンシオンやエンカルナシオンまで移動した方が圧倒的に安くつきます。その間にイグアス居住地を訪れるのもいいと思います。
時間がある方にはボニート→パラグアイ→イグアスの滝ルートがオススメ。
今日は以上。本当の恐怖体験はこちら⇩
次回は世界三大瀑布イグアスの滝の魅力をお伝えします。
とても興味深く拝読させていただきました。
20年程前、Foz do Iguaçu からそう遠くないパラナ州のパラグアイ国境付近に3ヶ月程住んでいました。
牧場に居候して手伝ってたので、観光する余裕はなく…友人がFoz do Iguaçu に連れて行ってあげようと言ってくれたのに行かないまま。
今こうやって臨場感溢れる体験談を読むと、「行けば良かった!!!」と思いますね。
深夜のバスターミナルは恐ろしかった事でしょう。
支援の行動を起こす学生さん達がおられるのですね。その行動力、見習いたいところです。
今日出会ったこのブログ、楽しみに読み進めて行きますね!Boa viagem!(良い旅を!)