湯布院&別符旅行2日目は、「高崎山自然公園」にいってきました。野生の猿が1300匹以上いるそうです。いってみたら想像以上に楽しかった!
前回記事→湯布院街歩き&おしゃれなカフェ【CAFE LA RUCHE】
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◆伝説のボス猿ベンツ
皆さんは男・ベンツを覚えているでしょうか?
史上最年少でボス猿になった、2つのグループのボスになった、英雄色を好む・武闘派等まさに伝説のボス猿だったようです。
高齢で1ヶ月以上行方不明となり、死亡認定されたのが今年の1月。全国ニュースでも「ベンツはどこにいった?」「死に際を見せないなんてまさに男」 と話題になりましたよね。
ベンツなき高崎山自然公園を歩いてきました!
◆高崎山はこんな感じ
公園内は結構広く、猿をたくさん見る事のできる「サル寄せ場」まで山道を登っていきます。モノレールもあるんだけど、味気なさそうなので徒歩を選択。
うさぎさんコースで中途半端に楽をしながら歩いていると、至る所にお猿サンが♪
野生の猿なので、目を合わしたり、食べ物を近づけたり、ちょっかい出したりするといけません。
悪い例↓↓
小猿の逆鱗に触れました(笑)
サル寄せ場につきました。冬の高崎山名物「サル団子」♪ムギューと体を寄せ合うのが可愛いです。
ボス猿を発見!体が真っ赤で、尻尾がたってるのが特徴。飼育員さんに聞かなくても分かるくらい堂々としており近寄りがたい雰囲気です。ボス猿がくると周りの猿は場所を空けます。完全なる縦社会。
名前は確か「ナンチュウ」だったと思います。
驚いた事に飼育員さんは全頭判別がつくそうです。
「こっちがNo.2、こっちがメス猿のホープで…..今年は子どもを何匹生んで…」といった具合に。
どうやって判別してるんですか?とボクが訪ねると。
「サルはみんな顔がちがうんだよ♪」とのこと。
その時の飼育員さんのちょっと得意げで優しい物言いが、すごく微笑ましかったです。
見所
普段は平温な時間の流れる公園内ですが、餌やりの時間になると空気が一変します。
高崎山では1日2回お芋、30分に1回小麦の餌付けが行われているようです。
餌を求めて、公園中のサルが集まってきます。ものの2〜3分でこんな状況に。
まさに戦争!僕たちがいる事なんておかまいなしに、すごい勢いでサルが突進してくるので恐怖すら感じます。子どもだったらトラウマになってたかもしれない(笑)
高崎山では30分に一回もこんな暴動がおこっているのか!!飼育員さんすげーなって思いましたね。
怖い&大興奮した僕たちは結局2回このショータイムを見ちゃいました。こんなにサルと至近距離で触れ合ったのは生まれて初めて♪
◆2足歩行の猿を発見!
今日の本題。餌付けタイムの後、興味深いサルを見つけました。
その名も「さおり」
あれ?二本足で歩いてる??
なんかの間違いかと思い前から確認すると。やっぱり2足歩行だ。
飼育員さんに話を聞いてみました。
そう。さおりは生まれながらにして、両手が不自由なんです。
サルの世界は競争社会。そんな中でハンディキャップを持ったサルというのは通常長生きできないそうです。餌を自力で撮れなかったり、仲間はずれにされたり。
そんな厳しい環境の中、さおりは「警戒心を高める事で」適応していったそうです。
歩く時も周りを警戒し、餌をとられないように。そうでもしなければ生き残れない。
現在、高崎山一の努力人(さおり)は人間で言うと約70歳。立派に生き残りました。
沢山の子どもにも恵まれたようで、結構モテル猿らしい。オスの使い方がお上手なんだとのこと(笑)
飼育員さんの話をききながら感心しっぱなし。しばらく頭から離れなかったです。
そんな「さおり物語」でした。
飼育員達が本当に心やさしく、愛情を持って接しているのが印象的でした。面白い「猿物語」を聞けるのも高崎山の魅力かと思います。
別符温泉の際にはぜひ行ってみてくださいね。食べ物もっていたら大変な事になるので注意(笑)
よければ旅動画も御覧下さい。可愛い小猿が登場してます♪
▼公式サイト
高崎山|高崎山自然動物園
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