アメリカビザを海外メキシコ（メリダ）で取得 &申請方法【大苦戦】

いやあ大苦戦。帰国便を逃しましたからね。

◆アメリカ入国厳格化、対象となる7カ国

先日のブログでも書きましたが、テロ対策によりアメリカ入国が厳しくなりました。

通常日本人はESTAという電子サービスのみでビザなし入国可能でしたが、以下の条件に当てはまる方は注意。

2011年3月以降に、イラン、シリア、イラク、スーダン、リビア、ソマリア、イエメン

に渡航した方はビザ必要になったんです。

▼最新情報は米国大使館のホームページ より

http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-important.html

あまりにも急な法施行だったため、リアルタイムの長期旅行者泣かせなこの問題。

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◆ボク達は一度入トランジットで別室送りになってます

2月15日南米エクアドル→アメリカ経由カンクンのフライトにて。

周辺諸国でビザを取る時間がなかったため、ESTAのみで突撃したんですが。

マイアミ空港で別室おくりになりました。笑

アメリカ入国ビザ問題！トランジットでも空港で5時間別室送り。イラン,スーダン等に行った方注意！

http://bokutabikimitabi.com/america-visa-13549.html

トランジットなのに、5時間別室送りって。。◆アメリカのビザなし入国厳格化、対象者は？日本人はESTAという電子ビザの申請...

 bokutabikimitabi.com（このサイト内） 

結果、特例措置で1日のみ有効の緊急ビザを発行してもらいました。

なんとかカンクンに飛ぶ事ができましたが、

「次回は必ずアメリカビザを取得するように」と念を押されました。

さて困りました。ボク達は既に3月9日にニューヨーク発日本の帰国便を予約していたんです。

いっそ航空券を破棄して、カナダ経由の便を取り直そうかと考えていると

友人より「メキシコシティでアメリカビザを面接後１日で取れた」という朗報が入ってきました。

こちらの記事が参考になります。

海外（メキシコ）でアメリカビザを申請する方法

ただボク達の場合、カンクンからメキシコシティまでの交通費もかかるし、

旅終盤の貴重な時間を、ビザ取得のためだけに使うのはもったいない。

悩みイロイロ調べた所、

カンクンからバスで4時間のメリダでもアメリカビザを取得できる事が分かりました。

メリダのアメリカ領事館に直接電話し「どのくらいで取得できるか？」と問い合わせたところ

「面接後1~2日で取得できる」と言われたんです。

これなら観光がてらビザの手続きができるので、挑戦してみようということになりました。

◆アメリカビザの申請方法（メキシコ）

まずはメキシコのメキシコの米国大使館ホームページにアクセス。

NON IMIMGRANT VISA（非違民ビザ）をクリックし、HOW TO APPLYを選択すると

ビザ取得に必要な手順を確認する事ができます。

手順としては以下の通りになります。

1、DSC160フォームを記入

2、ビザ代金の支払い（オンライン&銀行振込）

3、大使館&領事館への訪問日を予約

4、顔写真と指紋採集

5、大使館での面接

6、ビザの受取

【重要】1~3までの手続きは、オンライン上で１日で出来ます。メキシコでビザ取得を考えるなら、入国前に事前に手続きを済ましておくとスムーズですよ。

1、DSC-160申請フォームを記入する

オンラインでDS-160申請フォーム（リンク）を記入していきます。まずはサイト右上にある、言語の選択で日本語を選びましょう。

ほぼすべての文章を翻訳してくれるので安心です。

次にビザを取得する国を選択し次のページへ進みます

ページを開くとアプリケーションIDが与えられるので、それをメモしておきます。

途中でサイトに不具合があったり作業を中断した場合に、IDを再入力する作業を再開できます。

あとは個人情報の入力や、数十個の質問に答えていきます。

間違えやすい項目としては、ビザの種類（旅行者の場合はTourism, Medical Treatment (B-2)　）を選ぶことぐらいでしょうか。

写真をアップロードするという項目がありますが、メキシコの場合は必要ありません。

申請フォームの入力が全て完了すると「非違民ビザの申請書が提出されました」と書かれたページが表示されます。

PDFが添付されたメールが送られてくるので、それを保存しておきます。

2、ビザ代金の支払いをする

ここからはメキシコで取得する場合の方法です。

DSC-160とは別のサイトで支払い〜面接までの全ての作業を進めていきます。

https://ais.usvisa-info.com/es-mx/niv

まずはContinueをクリックしアカウント作成ページへ。

CREATE ACOUNTで情報を記入していきます。

次のページでは、「私はビザを申請したい非メキシコ人です」にチェックをいれます。

あとは先ほど申請したDSC-160のIDや個人情報を入力。

続いて支払いページが表示されます。

ビザ代金は160USドル

銀行振込とクレジットカード払いの2通りあります。

銀行振込では時間も手数料もかるかるため、ボク達はクレジットを選択しました。

ビザ取得が上手くいかなかった場合も、返金は不可だそうです。

3、大使館&領事館への訪問日を予約する

ビザを取得するためには2回大使館に行かなければなりません。

１回目は写真撮影&指紋採集、2回目は面接です。

支払いが完了すると、訪問可能日と時間帯を選ぶ事が出来ます。

Consular Section Appointment(大使館での面接予約)

ASC Appointment(写真撮影&指紋採集の予約)

メキシコにはアメリカ大使館&領事館が10箇所ありますが、それぞれ混み具合が違います。

ボク達は2月16日にビザ代金を払いましたが、

その時点でメキシコシティは10日後から、メリダは6日後から、

その他の領事館では翌日から予約が可能な状況でした。

メキシコでビザ取得すると決めた場合、早めに支払いを済ませスケジュールを確認しておいた方がいいです。

日程と時間の予約が完了すると、このような状態となります。

最後に予約確認書を印刷します。枚数は４ページ程。

予約確認書には、情報を読み取るためのバーコードや大使館の訪問日時、大使館の住所、注意事項が書かれています。

ボク達はスケジュール調整をして（キューバに行った）

3月1日と2日に大使館に行く事にしました。

4、写真撮影&指紋の採集

3月1日。写真撮影と指紋の採集のため、大使館の関連施設へ向かいました。

メリダのセントロから歩いていけます。

▼住所&地図はこちら

Calle 69, #561D esquina Calle 66

Colonia Centro、Merida,Yucatan

必要なものはパスポート、予約確認書のコピー、メキシコ入国カードの3つ。

携帯電話やカメラなど電子機器の持込みは禁止で、施設入館前に荷物チェックがあります。

ボクが腰の下に着けていたマネーベルトが引っかかり、近くのホテルに預けるよう言われました。

幸い宿泊していたホテルが近かったので、歩いて置きに帰れましたが。手ぶらで行く方がいいです。

写真撮影と指紋採集は驚く程スムーズで、20分で終わりました。

後は翌日の面接を残すのみです。

5、面接そして敗北

翌日の3月2日、面接を受けるため大使館へ向かいました。

面接が無事終われば、翌日にビザが取得できるはずでしたが。。

▼大使館の住所&地図はこちら

Calle 60 No. 338-K

Col. Alcalá Martín,Mérida,Yucatán

朝7時半の予約だったのでタクシーで大使館へ。

メーターを使って30ペソでした。

大使館前に立っていたスタッフに番号札をもらい建物の中へ入ると、あまりの厳戒態勢に驚きました。

荷物検査ではX線や金属探知機を使用する国際空港並の対応だし

面接はガラス越しで大使館員（アメリカ人の）とは一切接触できない様になってます。

30分程待つとボク達の面接が始まりました。

なぜ君たちは日本人なのにここにいる？と言われ

「6ヶ月前にイランに入国したんです」と説明すると

大使館員も意味を理解したと同時に戸惑った様子。

「なぜイランに？いつ？どこに？」

「今後の旅程は？」

等当たり前の質問に答え、アメリカ行きのフライトは5日後だということ、日本帰国便のチケットも予約している事を伝えました。

簡単なやり取りを終えると、大使館員は他のスタッフと相談をはじめました。
そして返ってきた言葉は。

「ワシントンに連絡して指示を仰ぐ、一旦帰ってメールを待って欲しい」

ボク「え？なんで帰るんですか？メール？ビザは１日で取れると電話で言いましたよね？」

「通常は1日だ。ただ君たちのケースはこの領事館では始めてなので、ビザはいつ取れるか分からない」

仕方なく帰ります、その日の午後にメールが返ってきました。

オンライン申請（DSC-160）だけでは情報が不十分なので、メールで質問に答えなさいとのことでした。

ただその質問内容は粗末なもの。

・過去15年全てに訪れた国をあげなさい

・DS-160に記載していない家族の名前を書きなさい

・いままで所有した全てのパスポートの番号を書きなさい

・過去15年間の職業とその説明をしなさい

・あなたの兵役経験、または免除された理由、役職、期間を答えなさい。

意味のないとも思える質問にイライラしながらもすぐにメールを返しました。

ほとんど面接で答えた事柄だったし、そもそもメールで済むなら、面接する意味ってなに？

数時間後にメールが返ってきました。

「返信ありがとう、まだ手続きは完了していないので辛抱強く待って下さい」

だそう。辛抱強くって、期間の指定もなしに、いつまで待てば良いの？？

仕方ないので「出来るだけ急いでください」と待つ事にしました。

2日間待っても状況は変わらず、

「いつですか?フライトが迫ってます」と再度メールを送っても、返信すらありません。

業を煮やしたボクらは、大使館にダメもとで突撃しました。笑

朝1番で大使館に行きスタッフに用件を伝えると、例の審査官に話しを通してくれました。

「今日必ずメールを送るから、ホテルで待っててくれ」

とのこと。

もちろん建物内に入れませんでしたが、一定の効果はあったようです。

宿に戻るとすぐにメールが来ました。そして絶望。

（意訳）

手続きを完了できません。

メリダで待ち続けるか、

メキシコから日本へ直行便で返り、東京の米国大使館に行ってください。

・・・いや、メキシコからの直行便20万円しますよ。。

東京の大使館で取れって、、ボク達は帰国するためにビザが必要なのに、、

しかもビザ代金160ドル払っているんですよ。

6、面接から8日後にビザ取得

結局メールが帰ってきたのは面接から７日後の３月８日でした。

翌日の朝8時に大使館にパスポートを持っていき、一旦宿に戻ったあと午後３時にパスポートの受取りました。

パスポートは10年間有効。

ビザをゲットすることはできましたが、アメリカ行きの飛行機と、帰国便に乗れなくなってしまいました。。

時間のない中奮闘しましたが失敗です。でもこれしか方法がなかったんです。。

◆まとめ

メキシコのメリダでもビザは取れました。しかし初めてのケースだった為時間がかかってしまいました。

1日で取得できるという大使館員の言葉を鵜呑みにして、日程に余裕をもたせなかったのが敗因です。

メリダで取得を考えている方は、時間に余裕をもってスケジュールをたてた方が良いです。

ポイントとしては

・オンラインでできる手続をメキシコ入国前に行い、面接のアポをとっておく

・通常取得まで1〜2日だが、時間がかかる事を想定しておく

・各地領事館よりメキシコシティの大使館の方がベターかも（経験が多いため）

といった感じでしょうか。

アメリカビザ取得に関する情報はまだまだ少ないです。

この記事で分かりにくい点や、質問等があれば、コメント欄やサイト上部のコンタクトフォームより気軽にお問い合わせください。

◆おまけ

3月9日に帰国する予定でしたが、アメリカに翻弄されまくりで、、帰れなくなりました。

16万円の損です。考えて行動したことが全て裏目にでて、落ち込みまくりました。

もうこうなったら逆転の発想をするしかありません。

せっかくビザが取れたので、アメリカを精一杯楽しんでやるんです！笑

ということで！！

メキシコシティ行って！

ババカリフォルニアでクジラを見て！

アメリカ西海岸を2週間ドライブして！

ニューヨークでハンバーガー食ってから帰ってきます。

帰国は4月中旬かな♪

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